黒執事
□キスでどうにかなる
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シエルは朝食を食べ終わると、仕事に入った。
ただ、耳とシッポがあるだけで、仕事に支障はない。
触られなければ・・・
「坊ちゃん、触ってもよろしいのですか!?」
「ダメだといっているだろう!仕事が進まなくなる!」
さっきからその会話ばかりしている。
ネコ好きにもほどがあるだろう。
というか・・・うざくなってきた。
「セバスチャン・・・いい加減にしろ!
そんなに触りたいのなら、仕事をすべて終わらせろ!
そうすれば、なんでもしていいからな!
いいな!」
「本当によろしいのですね?
「?ああ?」
シエルは何故セバスチャンがそんなことを言ってくるのかわからなく、
自分が言った言葉を思い返していた。
“なんでもしていい”
その言葉を使ってしまった!
「やっぱりなしだ!」
「もう遅いですよ」
セバスチャンはほぼ、仕事を終わらせていた。
「お前・・・力を使ったな・・・」
「やるからには手段を選びません」
セバスチャンは次々と仕事をこなしていく。
使用人たちの仕事もやっている。
シエルはあきらめて、自分の仕事をやり始めた。
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