novel

□report
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ボッスンとヒメコが付き合い始めて1週間が経った。


お互いの気持ちを確かめ合い喜んだのもつかの間、
二人には思いもよらぬ難問が降りかかっていた。


周りの友人への報告――


まぁ付き合う前からいつも一緒に居てカップルと間違えられていた二人なので、
周囲に秘密にすることもできなくはない。


だが、大切な人達にはちゃんと報告したいという気持ちが二人にはあった。


まずはやはり・・
スケット団の仲間、一番近い存在であるスイッチに伝えなくては。。



放課後の部活の時間――


「あ、あのよぉスイッチ・・
ちょちょちょちょっと話があああんだけど・・!!」


完全にテンパった時のボッスンだ。


それに続いて、

「せ、せやねん!!は、話がな、あんねんなボッスン!!」


ヒメコも顔を真っ赤にしながらまくしたてる。


「・・なんだ?二人してそのテンパり方は?
もしやついに交際宣言か?www」



「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」



「まさか図星かwww」


『さすがスイッチっっ!!!!!!!』


まさか向こうから当てられるとは・・
冗談で言ったのか本気で言ったのか定かではないが、
さすがスイッチとしか言いようがない。


「な、なんでわかったんだよ?!」


「お前怖いわホンマ!!」


「いや・・・まぁいつかはこんな日が来るだろうと思っていたしな。
思ったより早く自覚してくれて良かった。
これで晴れてカレカノってやつですかお二人さんwww
熱いねヒューヒューwww」


「コイツうぜぇ・・・!!」


「二人はどこまでいったんデスカー??
○○はもうしちゃいマシタカ〜ww
ヒューヒューwwww」


「やかましわ!!メガネボケコラ!!!!」


・・というわけで散々いじられつつも
無事(?)スイッチへの報告は済んだのだった。


次は二人を繋ぎ合わせてくれたといっても過言ではないあの人のところへ――
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