1x2
□傘
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「季節柄、やっぱ買っとくべきだよな」
デュオは店で一本の傘を手にした。
「ヒイさんも買っとくか?」
「あぁ」
ヒイロが手にしたのは、開くとかなり大きめな傘。
「それちっとデカ過ぎやしないか?」
チビっ子なのにと言いかけたがそれは墓穴なので止めた。
「いや、これでいい。
すぐ役に立つだろう」
数日後・・・
「わりぃ〜、ヒ〜ロぉ、入れてくれ〜〜」
情けない声でヒイロに飛び込んで来たのは・・・
傘を忘れた三つ編み君と二人で入ると、ヒイロの大きめの傘は丁度良くなったのでした。