泡沫ノ恋

□seventh.
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〜♪



「メール…照代ちゃんかな…」



家に帰ってきて、熱を測った。そしたら、なんと39℃の熱だ。そりゃ具合も悪くなるよ…

お父さんが作ってくれたお粥を食べて、ベッドでぐったりしていたら、目の前で携帯がチカチカと光っていた。



「…知らないメアド…



















とっ…ととと富松くんッ…!?」



そのメールは、富松くんからのだった。あまりの驚きにガバッと起き上がったら、頭がぐらぐらした。今度はゆっくり枕に頭を沈める。

そうしたら、少し落ち着いた。



「こ、これは…」



これはつまり、友達になってくれるとかそういうっ…

うわぁあああ自分でしたことなのにめっちゃ恥ずかしいぃぃ!



「へんっ返信しなっしなきゃっ!」



“メールありがとう

あの時のことは気にしてないよ(´∇`)
いきなりメールなんて…ごめんなさい…

これからよろしくお願いします(*´∀`)♪”



「送信っ…と」



画面に現れた“送信しました”の文字。

…顔文字…使わない方が良かったかな…!子供っぽい奴とか思われるかもしれない!ああああちゃんと確認してから送信すれば良かったぁぁぁぁ…



「ど、どうしようっ…明日からどんな顔して会えばいいの…!?」



我ながら大胆なことをしたよ本当に。自分でもびっくりだよ。

…でも、富松くんも“嬉しい”っていって…

うわぁぁぁぁ



「落ち着け自分…とにかく、明日までに体調を整えねば…」



会ったら、普通に“おはよう”と言えばいい。…とは言っても、それが結構難しいんだ。


私は、電話帳に登録された“富松作兵衛”の文字を見て、ため息をついた。そしてすぐ、意識は闇の中に消えていった。
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