新入り編
□第2話
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ポスターを書くとなると、画用紙、ペンが必要となる。
それらのことを考えると、まずは道具集めから始めるのが妥当だ。
パー子は、慣れない店内で、画用紙とペンを探し始めた。
一人で出来るから、銀時達が何かに熱中してくれてて助かった、とパー子は初めて思った。
*
あれこれ10分くらい経ったが、それらしき物は一切、見つからなかった。
パー子は、なるべく皆には手間暇かけさせたくない、と思っていたが、物が無いんじゃ元も子もない。
パー子は銀時のそばに寄った。
パー子『銀さん、ちょっといいですか?』
パー子がそう言うと、銀時はジャンプを机に置いて、パー子をじっと見た。
銀時『なに?
あ、トイレなら向こうにあるよ。』
銀時はそう言って、ドアの奥を指差した。
パー子『あっ、トイレ、あそこにあったんですか!
………って違いますよ!
トイレじゃないです!!
画用紙!!
画用紙とペンはドコにあるんですか?』
銀時は頭をかきながら、面倒くさそうに答えた。
銀時『画用紙?
無いと思うな…。
買いに行かないと。』
そう言って、またジャンプを読み始めた。