新入り編
□第4話
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銀時『万事屋に着いたぞ。』
銀時にそう言われて、パー子はハッとする。
パー子『あっ、ボーっとしてた!』
画用紙とペンを大事そうに抱え、パー子は苦笑を浮かべた。
銀時『ホレ、降りろ。
それ一旦、俺が持っててやるから。』
銀時に言われて、その2つが入ったビニール袋を手渡す。
そしておそるおそる降りると、また袋を受け取った。
銀時『入ってきてまだ全然 経っていないのに、悪ィな。
こんなにつくしてもらっちまってよ。』
銀時が言いながら、ヘルメットをしまった。
パー子も袋を持ち直しながら言う。
パー子『そんな大したことやってませんよ。
ほらっ、帰りましょ!』
そう言って軽い足取りで階段を上がり、万事屋のドアを思い切り開けた。
パー子『ただいま〜!』
元気な声でそう言うと、ドアの奥から同じく元気な声で返事が返ってきた。
新八/神楽『おかえりなさい!』
新八と神楽が、玄関に向かって声をかける。
パー子はクツを脱ぎ、手洗いうがいをして、居間に上がった。