ミツバ編
□第1章
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「いや〜、お久しぶりですなぁ!
相変わらずお元気そうで!!」
ある日の昼間、その客と近藤は、縁側のすみで庭を見ながら楽しそうに茶談をしていた。
局長室に、いつもより増して大きな声が響いている。
そこはとても楽しそうに、また愉快そうに時が流れているようだった。
「結婚の話が決まったの。
こんなおばさんをもらってくれるなんてね。
感謝しないと…。」
「何を言ってるんですか、ミツバ殿!
ミツバ殿はいつも上品で美しくて…
総悟からいつも聞いていますよ!
『自慢の姉だ』って!」
「まぁ、近藤さんたら!
おだててもなにもでないわよ?」
そんな和やかな雰囲気の部屋を、山崎は、その他同士5人とのぞいていた。
「誰だあのキレイな女性は…。」
「局長の奴、お妙さんという方がいながら浮気だとォ?」