ミツバ編
□第2章
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総悟はとりあえず、ミツバをファミリーレストランに連れていった。
「総ちゃん、元気そうにしていて嬉しいわ。
皆は元気にしているの?」
「はい、僕はすごい元気です!」
総悟は羊の笑みを見せた。
その顔に安心したミツバも、上品に笑っていた。
そんな様子を、また奥のテーブルで見ていた山崎と、その同士一人は、笑いをこらえるので精一杯だった。
「あ、あの沖田隊長が『僕』って!」
山崎は、双眼鏡を使ってミツバ達を見ていた。
総悟は水を飲み、一息つくと、ミツバをみた。
「江戸は空気が悪くて仕方ねェ。
ほら、見てくださいよ、あの排気ガスを。」
総悟はそう言うと窓の外を指差した。
ミツバはさっと外を見る。
「え?総ちゃん、ドコ?」
そのスキに、たった一瞬でどこからかバズーカを持ち出した総悟から、山崎は逃げようとした。
だが、一度ハンターに見つかった獲物は必ず捕まってしまう。
総悟はお手前のテクニックで山崎達を吹き飛ばした。