ミツバ編

□第2章
1ページ/4ページ


総悟はとりあえず、ミツバをファミリーレストランに連れていった。

「総ちゃん、元気そうにしていて嬉しいわ。

皆は元気にしているの?」

「はい、僕はすごい元気です!」



総悟は羊の笑みを見せた。

その顔に安心したミツバも、上品に笑っていた。

そんな様子を、また奥のテーブルで見ていた山崎と、その同士一人は、笑いをこらえるので精一杯だった。

「あ、あの沖田隊長が『僕』って!」



山崎は、双眼鏡を使ってミツバ達を見ていた。

総悟は水を飲み、一息つくと、ミツバをみた。

「江戸は空気が悪くて仕方ねェ。

ほら、見てくださいよ、あの排気ガスを。」



総悟はそう言うと窓の外を指差した。

ミツバはさっと外を見る。

「え?総ちゃん、ドコ?」



そのスキに、たった一瞬でどこからかバズーカを持ち出した総悟から、山崎は逃げようとした。

だが、一度ハンターに見つかった獲物は必ず捕まってしまう。

総悟はお手前のテクニックで山崎達を吹き飛ばした。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ