ミツバ編
□第7章
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そう聞こえたと思ったら、ベッドの下から、ソーセージを持った手が出てきた。
銀さんはその手を思い切り踏み潰した。
「山崎!
やっぱりテメェだったのか!
人のベッドの下にいるなんて、気持ち悪ぃなァ!!」
「イテテテ!
ちょっ、勘弁してくださいよ、旦那!!」
「銀さん!
それぐらいにしてあげて。
山崎さんも、そんな狭い場所にいないで、どうぞこちらに腰掛けてくださいよ。」
私はそう笑いかけて、山崎さんに椅子を差し出した。
「チッ、アンタはあまいんだよ。」
銀さんは残念そうに言った。
私は銀さんに貰ったせんべいの袋を開けて、一枚、食べた。
この辛さがたまらない。
「で、なんで俺を呼だんだ?
用件はなんだ。」