新訳ミツバ篇
□第3章
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銀時と総悟の会話を聞いて、驚いたような顔をするミツバ。
ミツバ『まァ、またこの子はこんな年上の方と…。』
総悟『大丈夫です。
頭はずっと中2の夏の人なんで。』
総悟がそう言うと、銀時はあからさまに嫌そうな顔をした。
銀時『中2?
よりによって世界で一番バカな生き物、中2?
そりゃねーだろ鹿賀丈史君。』
総悟『総悟です。
旦那、頼みますぜ。
姉上は肺を患ってるんでさァ。
ストレスに弱いんです。余計な心配かけさせたくないんでェ。
もっとしっかり友達、演じてくだせェ。』
小さい声で、ミツバに聞こえないように言う。
2人で会話をしているとき、ふいにミツバが、銀時がまだ手をつけていない
パフェに手を伸ばした。
そしてそれにタバスコをかけ始める。
それに気付いた銀時が、不安そうな顔付きで言った。
銀時『アレ?
ちょっとお姉さん、何やってんの?
ねェ。』
銀時がそう問い掛けた途端、ヒートアップするタバスコの量。
パフェはみるみるうちに真っ赤になっていった。
銀時『お姉さんんんん!!
コレ、タバスコォォォ!!』
ミツバ『そーちゃんがお世話になったお礼に、私が特別おいしい食べ方をお教えしようと思って。
辛いものはお好きですか?』