新入り編2
□第1話
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〜夜8時18分〜
夜と言えども、店々の明かりで暗さと知らない江戸・かぶき町で、銀時・新八・神楽・ヅラ子は大江戸マートに歩きで向かっていた。
ヅラ子『たまには全員で買い物するのもいいね、神楽ちゃん。』
神楽『なんか興奮するアル!
この時間に外出なんて、大人になった気分ネ!』
銀時『お前ら、ピクニックじゃねェんだぞ。
この買い物で今日の夕飯が決まるんだ。
ここで夕飯作り係の新八がケチったら、最悪な料理で最悪な一日の終わり方になる。』
銀時の言葉に、新八は頬袋をふくらませて言った。
新八『もうっ銀さんたら、僕だってそこまで鬼じゃありませんよ。
今日はグラタンにする予定です。』
新八がそう言うと、神楽は大げさに喜んだ。
神楽『キタァァ!!』
それに便乗してヅラ子もはしゃぐ。
ヅラ子『やったぁ!
グラタン大好き!!
楽しみ!!!』
ヅラ子は神楽と手をつなぎ、スキップしながらマートへ向かった。
それを後ろから見ていた銀時と新八は、微笑みを浮かべていた。
銀時『相変わらずだな。』
新八『ハハ。
でも元気で良いですよね。』