新入り編2
□第3話
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万事屋に帰ったあと、新八はキッチンでグラタンを作りはじめた。
その間に、ヅラ子、銀時、神楽で緊急会議が行われる。
銀時『とりあえず第一関門は突破したな。』
神楽『第二関門は、どうやって新八を
「悪いけどグラタンで我慢してネ?」
のポディションに置くかネ!』
ヅラ子『そうだね!
幸いなことに、カニ3杯は全部ほぼ同じ大きさだから私たち3人で分けられるし。
あとはその問題だけだね。』
ヅラ子がそう言うと、銀時は眉間にグイッとシワを寄せた。
そして口を開く。
銀時『でも、さすがに新八は脚さえ貰えないというのはヤバいだろ。
だから、俺たちは新八に一番小さな脚を一本ずつやる、っつーのは?』
腕を組み、悩ましげな表情で言った銀時。
ヅラ子はうなずき、それに賛成した。
ヅラ子『銀さんナイスアイデア!
新ちゃんは0杯っていう史上最悪のパターンから、みんなに脚1本ずつ、つまり3本貰えれることになるんでしょ?
そんな「スッポンから月」みたいな状況になれば機嫌も絶対に直るハズ!』
ヅラ子は頭上に豆電球を光らせた。
神楽『あとは、どうやってその流れにするかアルな。』
神楽のその言葉に、みんなはずっと悩み続けた。