新入り編
□第8話
1ページ/4ページ
銀時『発表するぞ。
その味とは……。』
パー子/新八/神楽『その味とは……?』
銀時は少し間をあけ、もったいぶってから言った。
銀時『コーンポタージュ味だ!!』
パー子/新八/神楽『は?
コーンポタージュ??』
銀時『そうだ。
作り方も簡単。
ただコーンポタージュを作って市販の生麺を入れるだけ。
それになんだか最近、粉末にお湯を注ぐだけで完成の「即席コーンポタージュ」もあるから、楽だろ?』
腕を組み、自信ありげに銀時は言った。
新八がそれを呆れ顔で見る。
そしてすっと立ち上がると、銀時に告げた。
新八『ぼく、ちょっと出かけてきますよ!
もう…「大事なのは味でも見た目でもない、気持ちだ!」なんて言ってられませんよ〜。
銀さんったら…。』
そう言って身支度すると、新八はとっとと店を出て行った。
神楽が定春の頭をなでた。
定春が嬉しそうにしっぽを振る。
神楽『定春、いい子にしてるアルよ。
私、下のババァの所に用事があったのを思い出したネ。』
神楽も万事屋を出ようとしているもので、パー子は神楽に着いていくことにした。