攘夷志士編
□第15回
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俺は血の気の多い神楽をどうにか抑えた。
そして少し謎めいた顔でヤツを見る。
銀時『ヘンッ、良いこと教えに来てやったんだよ。』
俺がそう言うと、今度は後部座席から、赤い瞳のドSサン。
総悟『また来たんですかィ。』
落ち着いた様子で構えていたバズーカを下ろし、俺たちを見る。
銀時『悪ィな。
でも今回は情報持ちだぜ?』
最後はアイツか?
と思っていたら、助手席のドアから人が降りてきた。
近藤『お前ら、こんなにうっとうしい奴だったっけ?
ハッまさか誰かのストーカーか!!』
ハイ、全部シミュレーション通り。
銀時『大丈夫だ。
少なくともてめェは有り得ねェから。』
俺は、嬉しい、という感情が顔に出ないように必死にこらえた
が、俺の顔をジッと見ていた神楽が一言。
神楽『アレ銀ちゃん、何ニヤけてるアルか?』
…………オイィィィ!!!