白蝶編
□第4訓
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シャンプーやらタオルやら寝間着やらを、すべて万事屋に借りた。
ちなみにシャンプーはメリット。
寝間着は銀時のを貸してもらう。
サイズはかなりデカくてブカブカだが、一晩の我慢なので耐えた。
風呂を上がり、初めての浴衣も持ち前の器用な手で、着ることができた。
とりあえず今日、寝る部屋は和室になった。
本来そこで寝るハズの銀時は、仕方なくリビングのソファだ。
すいません、と謝ると、
銀時『いやまぁね。
若い男女が同じ屋根の下にいるコトもアレなのにさ。
同じ部屋ってさ。
ほら銀さんはみんなの銀さんなワケだからよ。』
と、よく分からないことを言われた。
とりあえず布団を丁寧にひき、体を横に倒す。
すると疲れがたまっていたのか、あっというまに寝てしまった。
*
そして目覚めたのが今。
寝ぼけていた頭が、昨晩を思い出したもので冴えてきた。
だが周りに音はなく、みんな寝ていることが分かる。
とりあえず乱れた帯をもう1度、きれいに結び直した。
と、そのとき。