新訳ミツバ篇

□第9章
2ページ/4ページ


ミツバは右手を口にあてて笑う。

ミツバ『スゴイ!

ホントに依頼すればなんでもやってくれるのね。』

銀時『万事屋だからな、オラ。

食いすぎんなよ、痔に障るぞ。』



そう言って、さっきのスナック菓子が入った、コンビニのビニール袋をミツバに手渡す。

ミツバ『あなた、私が痔で昏倒したと思ってるんですか。』

間髪入れずにツッコむミツバ。



銀時はビニール袋からバナナを取り出し、視線を、ミツバが寝ているベッドの下に向けた。

銀時『オイ、おめーもどうだ?

バナナとかもあるぞ。』



そう言った瞬間だった。

ベッドの下から、なにか持った腕が出てきたのだ。

その腕から声がした。



『いえ、結構です。

隠密活動の時は、常にソーセージを携帯しているので。』




銀時がかがみ込むと、ミツバも同じように覗き込む。

そこには、お魚ソーセージによく似た「真選組ソーセージ」を食べている、いまだアフロの山崎がいた。

ミツバ『………アレ、山崎さん?

なんで、こんな所に。』
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ