新訳ミツバ篇
□第9章
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ミツバは右手を口にあてて笑う。
ミツバ『スゴイ!
ホントに依頼すればなんでもやってくれるのね。』
銀時『万事屋だからな、オラ。
食いすぎんなよ、痔に障るぞ。』
そう言って、さっきのスナック菓子が入った、コンビニのビニール袋をミツバに手渡す。
ミツバ『あなた、私が痔で昏倒したと思ってるんですか。』
間髪入れずにツッコむミツバ。
銀時はビニール袋からバナナを取り出し、視線を、ミツバが寝ているベッドの下に向けた。
銀時『オイ、おめーもどうだ?
バナナとかもあるぞ。』
そう言った瞬間だった。
ベッドの下から、なにか持った腕が出てきたのだ。
その腕から声がした。
『いえ、結構です。
隠密活動の時は、常にソーセージを携帯しているので。』
銀時がかがみ込むと、ミツバも同じように覗き込む。
そこには、お魚ソーセージによく似た「真選組ソーセージ」を食べている、いまだアフロの山崎がいた。
ミツバ『………アレ、山崎さん?
なんで、こんな所に。』