新入り編2

□プロローグ
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「コーンポタージュラーメン」を開発した万事屋銀ちゃんは、あの天人の件 以来「未知なるラーメンの天才たち」と称された。

フヂテレビやFNM、さらにはMHKで取材されるほどとなった。



「万事屋」では無く「ラーメン屋」で人気となった万事屋。

「ラーメン屋銀ちゃん」と名を改め、ラーメン屋として働き始めることを決意していた。



そしてラーメン屋として働き始めた途端、万事屋をやっていたころよりも収入が確実に
増えた。

そのため皆、ラーメン屋としてやっていくコトに反発しなかった。

そして今日も、いつもと同じことが繰り返される。

ラーメン屋銀ちゃんに子供連れの家族が入ってきて、ヅラ子は急いで接客に応じた。



 *



ヅラ子『いらっしゃいませー!

3名様でよろしいですか?』

ヅラ子は笑顔で客を出迎えると、そのまま客をテーブル席へ案内した。

今日もいつも通り客足は上々だった。



店内はもともと万事屋だった所を改築しただけで狭く、せいぜい10人、入るのがやっとの状況だった。

だが江戸で「遅い・旨い・高い」と人気であった。
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