新入り編2
□第2話
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ヅラ子が違和感の無いように新八をカニのそばまで誘導した。
そしていかにも今、気付いたかのように言う。
ヅラ子『えっ、新ちゃん見て!
カニ3杯がワケありで1000円だって!』
銀時、神楽、ヅラ子は心臓を激しくならしていた。
ドクン、ドクン、ドクン……
新八が口を開いた。
新八『安いですね!!』
笑顔でそう言い、カニ3杯が入った1パックを取って、じろじろと品を見た。
まるで鮮度を確認する主婦のように、その目線は鋭かった。
新八『う……ん、でも脚がけっこう折れちゃってるますね。
しかも3杯だし…。
ウチは4人いるからなぁ。
ケンカは避けたいし。』
新八はそう言うと、そのパックを棚に戻した。
新八『もうここはいいですよね。
それよりグラタンの材料を買わないと。
行きましょっ!』
新八はそう笑顔で言った。
一方、ヅラ子の顔は引きつっている。
その影で、神楽が思わず叫びそうになったのを、銀時が慌てて口をふさいだ。
3人(ヤベェェェ!!)