新入り編2
□第2話
3ページ/4ページ
ヅラ子の顔に、一気に冷や汗が流れた。
銀時たちに怒られるのも怖いけど、なによりカニが食べたくて仕方ない。
ヅラ子は一生懸命に考え、やがて1つの案を出した。
ヅラ子『じゃっ、じゃあアレだよ、グラタンを尺埋めにすればいいじゃん!
カニが少ない人には、悪いけどグラタンで我慢してネ?みたいな!』
ヅラ子は両手を横に振りながら、頑張って作り笑いを浮かべた。
銀時(ヅラ子、ナイスだ!
あのセリフは世界中の平等を願う新八にとって大ダメージなはず!)
神楽(そうアル!
普段いじられてるだけに、こういう
「あなたも1人の人間なのよ?
4人で平等にすればいいじゃない!」
的な発言はかなり効果があるはずネ!)
影でヅラ子たちのやり取りを見ていた銀時たちが、そう盛り上がる。
案の定、新八はあっさりと賛成した。
新八『そうですね!
じゃあカニ買いましょっか!』
新八はそう言うと、いくつかあるなかの一番、大きいカニが入った、パックをカゴに入れた。
3人(よっしゃあぁぁ!!)