新入り編2

□第3話
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しばらく沈黙が続いたあと、ヅラ子がガバッと立ち上がった。

ヅラ子『はいひらめいた!!』

そう叫び、自信満々な顔をする。

銀時『えっ、なんだ?

言ってみろ!』



銀時が期待の眼差しを向けると、ヅラ子はニッと笑った。

ヅラ子『アレだよ、「多い勝ち」にしようよ!』

神楽『「多い勝ち」?

なにアルか、それ?』

神楽が不思議そうな表情をした。



ヅラ子『じゃんけんみたいに、グーとチョキとパーを使うんだよ。

みんなで「多い勝ち!」っていう掛け声と一緒に、一斉にどれかを出すの。

そして名前の通り、出た中で一番 多いのを出していた人たちが勝ち。』

神楽『なるほど〜。』



神楽が納得したあと、銀時も口を開いた。

銀時『いい案だな。

これなら俺たちが、あらかじめ何を出せばいいかを考えておけば負ける確立は0ってワケだ。

じゃあみんな、チョキを出そう。

いいな?』

銀時のその言葉で、ヅラ子、神楽は顔を明るくした。

ヅラ子/神楽『ラジャー!!』
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