新入り編2
□第3話
2ページ/4ページ
しばらく沈黙が続いたあと、ヅラ子がガバッと立ち上がった。
ヅラ子『はいひらめいた!!』
そう叫び、自信満々な顔をする。
銀時『えっ、なんだ?
言ってみろ!』
銀時が期待の眼差しを向けると、ヅラ子はニッと笑った。
ヅラ子『アレだよ、「多い勝ち」にしようよ!』
神楽『「多い勝ち」?
なにアルか、それ?』
神楽が不思議そうな表情をした。
ヅラ子『じゃんけんみたいに、グーとチョキとパーを使うんだよ。
みんなで「多い勝ち!」っていう掛け声と一緒に、一斉にどれかを出すの。
そして名前の通り、出た中で一番 多いのを出していた人たちが勝ち。』
神楽『なるほど〜。』
神楽が納得したあと、銀時も口を開いた。
銀時『いい案だな。
これなら俺たちが、あらかじめ何を出せばいいかを考えておけば負ける確立は0ってワケだ。
じゃあみんな、チョキを出そう。
いいな?』
銀時のその言葉で、ヅラ子、神楽は顔を明るくした。
ヅラ子/神楽『ラジャー!!』