新入り編2
□第8話
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お互い顔も合わせずに、ゆっくりと帰ってきた銀時とヅラ子を見て神楽が笑顔でむかえた。
神楽『おかえり!』
そう言った神楽の片手には、リモコン。
テレビを見ていたのだろう。
ヅラ子がふとテレビに目線をうつすと、
「アッコにおまかせ!
……する?」
がついていた。
あぁ、この番組がやってるっていうことは、もうお昼か……。
ふと頭にそんなことが浮かんできた。
ボーッとそれを見ていたら、神楽が口を開いた。
神楽『あれ、なんか暗いアルな、』
きょとんとした顔をする。
銀時はソファに座り、天然パーマの髪をいじくった。
銀時『き、気のせいじゃねーの?
別に全然、暗くなんかねェよ!
なァヅラ子?!』
そうヅラ子にふる。
ヅラ子は小さくうなずいた。
ヅラ子『そうだよ、いつも通りだって。』
そうしてお得意の苦笑い……いや作り笑いを浮かべてみせる。
神楽はよく分からなさそうな顔をしていたが、すぐに顔をテレビに戻し、
「アッコにおまかせ!
……する?」
の続きを見た。