新入り編2
□第10話
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とりあえず神楽はTVチャンネル
「アッコにおまかせ!
……する?」
をつけて、いかにも平然とした表情で、テレビを見ていた。
新八もそれにあわせ、テレビを見る。
しばらく沈黙したあと、神楽がしれっとした表情を作り、言った。
神楽『あれ、なんか暗いアルな、』
きょとん、とした顔をする。上手い。
すると銀時はささっと向かいのソファに座り、髪をいじくる。
銀時『き、気のせいじゃねーの?
別に全然、暗くなんかねェよ!
なァヅラ子?!』
銀時がヅラ子にそうふると、ヅラ子は作り笑いを浮かべる。
ヅラ子『そうだよ、いつも通りだって。』
どこか悲しさを感じる。
そりゃあサイフが見つからないならなぁ、と新八は思う。
さて、神楽がどんな手にでるのかな?
そう不安交じりの思いで神楽を見ると、
……神楽の額からは大量の汗。
……ってなんにも案 無いんかぃィィィ!!
とツッコみたくなる気持ちを抑え、新八は神楽をじっと見る。
すると、あらまあ驚き、神楽ちゃんは意外な行動に出ました。
神楽『あの、銀ちゃん、ヅラ子、コレ……サイフ。』