新入り編

□第2話
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……なんて出来るワケなく、パー子はソファに座って神楽と一緒にテレビを見ることにした。

無力感がパー子に襲いかかる。

自分も万事屋の一員として、貢献したい。

………稼ぎたい。

上京してきた甲斐が欲しい。

そんなわけで私パー子、このふぬけた万事屋の道しるべとなります!



まずはやっぱり、この店の存在を世の皆様に伝える必要がある。

パー子は、新しく開店した店は、たいていチラシなどで広告することを頭に浮かべた。

よし、ウチもそれにあやかって、宣伝しまくろう!!

そう考えるのに、あまり時間はかからなかった。



パー子は、上手く宣伝して、万事屋の知名度を上げるための策を考えた。

@客に直接、紹介してくれるように、お登勢さんに頼む

Aキャサリンの可愛さ(?)を利用する

Bポスターを貼る



@はダメだ。

繁盛していて忙しい時に、この方法では迷惑がかかる。

Aもダメだな。

キャサリンに可愛さなんてない。

そもそも「可愛さ」の隣に(?)がくっついてる時点で、なんかフォローみたいだ。

となると、やはりBか。

これならコストも他に比べて軽いし、なにより一番、楽で簡単だ。
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