攘夷志士編
□第9回
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神楽はニッと笑うと、腕に思い切り力を入れた。
神楽『こんな代物で私たちが縛れると思ったアルか?!!』
神楽はそう言うと体中に思い切り力を入れ、弦を内側から裂いた。
俺も同じように弦を裂く。
銀時『俺たちを縛りたいなら鎖でも持って来いやァ!』
弦が身体に食い込むのを必死で堪え、俺は弦を引きちぎった。
万斉『なっ……拙者の弦を意図も簡単に…!!』
万斉は三味線の裏の刀を握り、俺に向けた。
万斉『やはり白夜叉と夜兎族に弦は通用しないようでござるな。』
銀時/神楽『望むところだァ!!/アル!!』
俺は木刀を、神楽は傘先を万斉に向けた。
そして俺たちは同時に万斉に斬りかかった。
銀時『うおおぉぉぉぉぉ!!!』
神楽『うりゃあぁぁぁぁ!!!』
*
2人で1人を攻めるなんて本来の俺は考えもしなかった。
いつも独流・1人で戦ってきた。