攘夷志士編
□第5回
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銀時『お……お前、新八だよな!
今までどうしてたんだ?!』
俺は新八の肩をつかみ、力をいれてゆすった。
新八はされるがままに体を揺らし、俺を見る。
俺は新八からそっと手を離した。
すると新八はその場にかがみこみ、小さな声で話し始めた。
新八『銀さん、神楽ちゃん…、今まで迷惑かけてごめん……。
銀さん………、この体が…この頭が奴らに侵される前に最後のお願いがあるんです……。』
拳を強くにぎったまま、新八は淡々としゃべった。
銀時『なんだ、言ってみろ!!』
俺はうつむいた新八の体を起こし、わずかな光を灯しているその瞳を、じっとみつめた。
新八『江戸ターミナル破壊計画…あれは春雨なんかの仕業ではありません……。』
銀時『どういう事だ新八?!』
俺はさらに事情を聞こうとした。
だがその瞬間、新八の横に謎の男が現れた。