marcato

□契約者戦隊パンドラレンジャー
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「きゃーお兄ちゃん助けてー」


その声にオズが振り向くとエイダをバスカヴィルが連れ去ろうとしていた。

「エイダ!!…ギルっ変身するぞ!」

「おっおう!」

ギルの返事と共に二人の体が光始めた。

「パンドラグリーン!」

「パンドラブラック!」

よし、行くぞ!と言いグリーンとブラックはロッティに突進した。

「無駄よっ…」

ロッティのチェイン。リオンが二人を突き飛ばした。ロッティはにやりと笑いながら二人に近寄る。

「さぁ…リオン。遊んであげて」


油断したっ…(しすぎ)と思ったときだった。リオンが静かな事に気づき、ギルとオズが顔をあげる。

「兄さんに手だすなって言ったでしょ?ロッティ」

「「「ヴィンセント(坊や)!?」」」

頭上にヤマネをくるくるさせながらにっこりと微笑むヴィンセントがいた。

「おっおい!ヴィンスっヤマネって相手の頭にしばらく触っていないといけないんじゃないのか?」

ギルは突然の出来事に焦りながら問う。するとヴィンセントはまたもにっこりと微笑んだ

「いいんだよ。細かいことは、これはPandora Heartsではないからね」

そういうことかと納得してしまう
「ちょっとリオン!起きなさいよ!」

ロッティは深く眠りについたリオンを叩き起こそうと必死になる。

「ロッティ!ここは私がなんとかするからな!」

ぴょんっとファングの背から降りたリリィがチェインを出し、戦闘体勢に入る。

「うわ〜ってかギル!俺アリスいないと無力なんだけど…なんてパンドラレンジャーになったの?」

「知るかっ!ったくリーダーすらまだ来てないなんて…時間稼ぎするしかないな」

こちら側はギル、オズ、ヴィンスだけ。
相手側はロッティ、リリィ、ファング、ダグ、ツヴァイだ。人数からしても圧倒的に不利である。

「リーダーならいますヨ」

「「ヴァイオレット!!」」


聞きなれた声の方へ目をやると、カッポカッポと歩いてくるブレイクがいた。

「リーダーがいるってどういう事だ!?おいっ私達ピンチじゃないのか!?」

予想外の出来事に焦るリリィ

「あそこデスヨ」

ブレイクはびしっと等身大の象の像を指差した。


「味方が何故バレすのじゃ、帽子屋よ」

ぽんっと象は赤髪の人物へと変わった。

「あなたがいないと決め台詞も必殺技もできないでショウ」

赤髪の人物、ルーファスはそんなのどうでも良いと言った顔しながらもバスカヴィルの方へ向く
「舞い散る黒い翼、パンドラブラック!」

「消滅の紅い目、パンドラヴァイオレット」

「砂塵の鎌、パンドラグリーン」

「永久の眠り、パンドライエロー」

「無限の知識、パンドラレッド」


『五人合わせて!契約者戦隊パンドラレンジャー!』

盛大な自己紹介が終わるとくすくすと笑いながらルーファスがバスカヴィルの方へ足を運び出した。

「くるなっ!リリィさん逃げて下さい!」

ファングの言葉に耳を傾けないリリィ。そうしてる間にリリィとルーファスの距離は2mになった。

「汝ら行くぞ」

ルーファスが扇を頭上へ向ける。それを合図にギルは銃を構え、オズは鎌を出し、ブレイク、は剣を抜き、ヴィンスはハサミをだした。


「必殺!クインテットビーム」
五色のビームがバスカヴィルを襲った。しかし、バスカヴィルはまだ生きていた。ファングはリリィを抱え、他のバスカヴィルも木の奥の方へ行ってしまった。


fin

あぁあ。
リーオもブラックだー
エリオットは黄色?
レイムさんは茶…色?

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