marcato
□ドッジボール
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「こんなHPに拍手ありがとうございマス」
「まだまだ移転の最中だがな」
律儀にブレイクは礼をする。アリスは腕を組そっぽ向いている
「アリス、ブレイク危ない!」
オズの叫びを聞き振り返るものすごい早さのボールがアリスとブレイク目掛けてとんでくる。
ブレイクは軽々しくキャッチして人差し指でぐるぐる回してみる
「せっかく拍手してくれた方いるのになーに室内でドッジボールやってるんデス」
「何を言うんですか!ブレイク!これは真剣勝負ですわ」
「うわっお嬢様まで…ボール当たったらどうするんデスカ」
まさかシャロンまで参加していたとは…とブレイクは苦笑いを零す
「なんだよブレイク。珍しくまともな事言ってノリ悪っ」
オズは苦虫を潰したような顔でブレイクをみる。気づくとオズの隣にはアリスが……アリスも参加するようだ
「私に参加して欲しいんですカ」
「いや、ブレイクは桁違いだからいいや」
ブレイクはその言葉聞くとソファーに座り、ドッジボールを見る事にした
「ギルバート君、お嬢様VSオズ君、アリス君ですネ」
ギルバートは恐らくアリスにしか当てないだろう。
シャロンは体力的に誰も当てられない。
オズもシャロンに当てることはできなく必然的にギルバートにしか当てられない
「………。」
この少人数のドッジボールはなんなのだろうか。しかもギルバートに集中攻撃の
さっきからギルバートの顔面にボールが当たってギルバートは騒いでいる。
「やぁ兄さん楽しそうだね」
「…………げ」
ブレイクが振り向くと笑顔のヴィンセントと無表情のエコーがいた。
なんでレインズワースに?とかは禁句で…。
エコーはオズ側。ヴィンセントはギルバート側につくことになった
こうなるとエコーは立場上誰にも当てる事ができないのでひたすらボールを取り、渡す。
ヴィンセントはギルバートに来るボールにわざと当たりに行って「当たっちゃったよ兄さん」というやり取りを何回も繰り返す
何分たっただろうか。30分くらいでみんな疲れて座りこんでしまった。
するとシャロンが息を切らせながらブレイクが座るソファーの隣に座り笑顔で言った
「私始めてですわ。こんなに身体を動かしたの」
「…お嬢様走ってすらいなかったじゃないですカ」
シャロンの手には例のアレが握られていた。
Thank you Applause....
〜8/9
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