妖精の尻尾【中編】
□s 一日彼女
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『ねー、グレイ』
「なんだよ?」
ギルドのテーブルに肩膝をたてながら、めずらしく本を読むグレイ。
『まだ看病してくれたお礼してなかったよねー?』
「あー、なんでも言う事聞くってやつか?」
『今暇だから、叶えてあげる』
「・・・・じゃあ、今日一日オレの彼女になって」
本から目をそらさずに、グレイが言う。
『ふぇ・・・・?』
「いいだろ?なんでも叶えてくれるんだよなぁ?」
『で、でも・・・』
「女に二言はねぇだろ?」
『う・・・・・わかった』
「よし、じゃこっちこいよ」
グレイの隣にちょこんとベルが座る。
「もっとこっち」
グレイはベルの肩を抱き寄せる。
『///////グレイ・・・近いよ』
「あ?彼女なんだからいいだろ?」
「今日は暇ね〜・・・あらあの二人何してんのかしら?」
「あい・・・・・なんかいちゃいちゃしてます」
『ちょっと・・・普通に読みなよ、本』
「いいんだよ、これで・・・」
グレイは片手で、本を持ちながら、もう一方の手で、ベルの体を触る。
『んっ・・・・くすぐったいってば/////みんなが、見てるし、はずかしいよっ』
「なんだよ。部屋に帰って、もっとイイことしてもいいんだぜ」
コソッとベルの耳元で囁く。
『////////?!』
「行くか?部屋?」
『・・・ここでいいです』
「・・・あれはグレイの仕返しじゃないかしら?」
「仕返し?なんで・・・」
「それは、子供は知らなくていいのよぉ」
「・・・・よし、読み終わったぞ」
そう言うと今度は、ベルを膝の上に乗せる。
『わっ・・・ね、重いから・・・』
「ベルは全然重くねぇし・・・」
『ちょっと、待って・・・これ、本当にお礼になってる?』
「なってねぇか?」
『だって・・・私なにもしてないじゃん』
「じゃ・・・」
グレイはベルの谷間を覗き込む。
『ひゃぁっ!!』
「お、今日は水色ブラ」
『何すんのよー!!!』
バチコーン!とグレイを張り倒す。
「ってて・・・、おまえなー、彼女ならそれぐらいいいじゃんよー」
『よぉくないっ!!みんな見てるしっ』
「・・・・わかった」
『へ?』
グレイはベルの手を掴み、ツカツカと人気のない倉庫の前に連れて行く。
『ちょ・・・グレイ?』
「ここなら誰も見てねぇし。」
ぐいっとベルの手首を掴み上げて、頭の上に押さえつける。
『んっ・・・・』
そして首筋や鎖骨にキスの嵐を降らせる。
『んんっ・・・・あ、や、ちょっと・・・ぅんっ・・・』
「エロい声出してんじゃねぇよ」
『だって・・・あんっ・・・くすぐった・・・い』
「やべ・・・マジ可愛いベル・・・」
ベルの胸に顔を埋める。
『ちょ・・・グレイ?』
「やっぱ、部屋帰ろうぜ」
『へっ・・・』
「我慢できねーし」
『ちょ・・・ま、待って』
グレイはベルを肩に抱えると、そのままギルドを出る。
そのままグレイの部屋に帰ると、ドサッと乱暴にベットにベルをおろす。
「覚悟はいいか?」
『やっ・・・離して・・・やだっ』
「その嫌がる姿もオレを誘ってんだろ?」
ジタバタ暴れるベルの手首をそこらへんにある紐で縛りつける。
『やっ・・・お願い・・・んっ、グレイ・・・』
グレイはかまわず、ベルの衣服を脱ぎ去る。
「ベル!!」