→リク

□Stand by me.
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部も落ち着いてきた9月の中盤。

いつもの様に景吾さんから届いたメール。

開いたと同時に家のチャイムが鳴るのが聞こえた。

『帰ってきたぜ。若』




大会が終わり、すぐに日本に帰ってきた。

真っ先に向かったのは若の家で。

毎日メールや電話をしていたにも関わらず、会いたくて仕方なかった。

「若!」

チャイムを鳴らした数秒後、若が飛び出してきた。

そのまま走り寄ってくるのを抱き締める。

「おかえりなさい…景吾さん」

「ああ…ただいま、若」

人目につくから、と家にあげられる。
今日の若はいつになく素直で可愛いすぎる。

「いい結果は残せたんですか?」

「ああ。満足だ」

後ろから身体を抱き、触り心地のいい髪をすきながら答える。

「それなら良かったです」

柔らかい笑みを浮かべる若が愛しくて。

気付けば強引に口付け、押し倒していた。
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