→リク

□Stand by me.
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頂いたリクエストを元に。
一応設定を明記しておきます。

*関東大会終了後のお話です。

*大会委員推薦枠・開催地枠は存在せず、氷帝は全国大会に行っていません。

*跡日が少しだけ歳をとります(笑)

以下小説です。




『若…離れていようが、お前は俺様のもんだ。…帰ってくるから待ってろよ』

『…はい』


景吾さんが全米オープンに行く前に交わした言葉を、ふと思い出す。

その時は、そんなに長い期間離れるわけじゃ無いのに、大げさだ、と軽く思っていた。

それでも、こんなに離れていたことは無かったから…。

「…よし…日吉!」

「あ…」

「大丈夫?日吉…」

心配そうな鳳の姿を目で捉え、部活中なのにぼーっとしていた自分を叱咤するように頬を叩く。

三年生が引退した今、部を引っ張っていくのは俺たち二年生だ。

それに…

「日吉…部長だからって…最近無理しすぎてない?」

「…そんなことない」

そう。
俺は、部長として、あの人から想いを託された。

だから。

泣き言なんて言っていられない。

「ありがとな…鳳」
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