ディズニーー短編集
□同じだけど違う身分
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俺もジーニーで、奴もジーニー
だが、俺の方が何千倍も弱い
俺の方が何万倍も弱い
それが、あいつが主人だったことの願いだったから…
願いは自由になっても変えられない
それは、俺も解っていたこと
だけど、俺は一つ想うことがあるんだ
それでも、考えることが一つあるんだ
誰にも内緒だけれど…
誰にも言えない、否言っても信じられない話だけれど…
でも、俺はあいつが死んだ一週間後の今も
心の中で考えてしまう
でも、その疑問は誰にも解決できないだろう
だけど、それは俺の推測だが…
あいつは復讐だけのために生きてきた…
だけど、親友の裏切りによって心を乱して、大きな油断ができた
それが、仇になったのかもしれないな
俺はあいつの顔を思い浮かべて、笑顔で言った
「お前のオウムは、元気でやってるぞ!!
だから、心配するなよ!!」