命を預かる職業についている以上誰かの死と相対しない。と言うことは絶対にありえない。むしろ起こりうることである可能性の方が強い訳で、いくら努力をしても、願ってもがんばっても避けられないものはないといえよう。
私が『心の非常ベル』という電話相談を開始したのも避けられなかった死。が理由。
電話相談を開始する以前。私はある人の相談をうけていた。
もっと、蜜に連絡を取り合うようにしていれば、避けることができたのかもしれないし、もっと多くの時間を割いていれば避けられたであろうと思う。
心の非常ベルでは、話をする機会をつくるために、必要以上に連絡をとるようにしています。
このやり方が間違いだとは思ってはいません。
でも、真実を言えば、この活動の中で4人の人が亡くなっています。
この4人の死を知った経緯は人伝いで知らされた事。そして、当人のご家族からの連絡があった事です。
いずれの死も私がもっと蜜に連絡をとっていれば、私がもっと多くの時間を割くことができたならば、避けられたものだと思います
もし、なんらかの形で償う方法があるとしたら、『この活動を辞めないこと』それが私の償いなのかもしれませんし、簡単な気持ちではじめて簡単にやめてしまうのであればその程度の気持ちだったのかもしれません。でも、私が今やってることは、その程度で辞めたくはありません。
おそらく心の非常ベルの鐘の音はこれからもなり続けます。
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