*なんでやねん*

□第3話
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「おー○○さん、お昼ぶりや…」

ピシャンっ!!!

おっふ…。
あまりの衝撃に保健室の扉を閉めてしまった。

壮絶な昼休みを終え、ダルいながらも午後の授業、掃除を順調に突破した。

残すは放課後の保健委員の仕事のみ。
まぁ、どうせ白石さんは部活でこないだろうと思っていた私は、誰もいないであろう保健室の扉を開けた。

そしたら、そこには爽やかに笑うイケメンがいたのである
あれ、ココは本当に保健室だろうかと確認する
…うん、間違いなく保健室だ。
いやいや、白石さんは部活で来ないはずだ
見間違い、見間違いだ。
きっと昼休みの疲れが残っているのだ、白石さんの残像だ
意を決して、保健室の扉をもう一度開ける

ガラッ

「なんや、どないし…」

ピシャンっ!!

……見間違いじゃない!!!!!
いるっ!!ヤツは確実にいる!!!
なんでだ!?どうしてだ!?
…ハッ!?まさか今日、部活休みというオチが

「○○さん?!なんで閉めるん!?」
『うわっふ!!』

現実から逃避していれば、保健室からイケメンが出てきた
驚きのあまり変な言葉を発してしまったではないか、恐るべしイケメンっ!!

『こ、こんにちは…』
「あぁ、こんにちは…やないわ!人の顔見てドア閉めるてひどいやん!」

白石さんのそんな小言を聞きながら、私は保健室に入ったのだった。



*

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