long story


□危険因子
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昨日と同じお部屋。

昨日と同じ方達。

白ひげさんとローズさん、
それにエースさんともう一人。

「…これはお前で間違いないか?」

「…?……!!」

白ひげさんから手渡された
それは"手配書"だった。

そこには確かに私の写真。

「ソフィア・シャロン……?」

聞き覚えの無い名前。

これが私の…名前…?

「これは今日の新聞に
折り込まれてたもんだ。
調べたが、
額が変更された訳じゃねぇらしい。
新しいもんだ。」

どういうこと…?

黙って手配書に見入っていると
白ひげさんは続ける。

「これは推測にすぎねぇが…
…お前は何らかの理由で
政府か海軍の監視から逃れた。
中枢は手元から離れたお前の存在を
危険視して手配したんじゃねぇのか?」

「…私が…危険…?」

ますます混乱した。

封じられている悪魔の実の能力は別として、
自分が中枢に危険視される存在だなんて
そんな話、到底信じられなかった。

本当に一体私は何…?



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