long story
□危険因子
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「……っふわぁ……………。」
眩しい朝日で目が覚めた。
暫くの間、ベッドに
半身起き上がってぼーっとする。
「……………………。」
「おはよう。」
ローズさんが入って来て
にっこり微笑んだ。
「あ…おはようございます。」
「眠そうね?あんまり眠れなかった?」
「そんな事ないです、
一度だけ目が覚めたので
潮風にあたりに少しだけ部屋から出ました。
…すみません、勝手に。」
「あら、いいのよ。迷子にならなかった?」
「大丈夫でした。
その時、偶然エースさんと会って。」
「エース!?大丈夫?襲われてない?」
ローズさんが真顔になって言うので
私は思わず笑ってしまった。
「っふふ!大丈夫ですって。」
「やだ、冗談で言ってる訳じゃないんだから。」
ローズさんはマジだ。
エースさん、
そんな人には見えなかったけど…。
「さ、とにかく着替えて支度してね。
大ニュースがあるの、船長が待ってる。」
「はい。」
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