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□不覚にもときめいた
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白ひげ海賊団本船
モビーディック号 甲板
今まさに戦闘が
繰り広げられている
自分に向かって来る敵を
軽くあしらいながらも
おれの視線は
ある一点に釘付けだった
甲板の中央 この船唯一の
無所属戦闘員であるシャロンが
敵をなぎ倒していっている
こんな言い方すると
どんな怪力野郎かと
思われるかもしれないが
あいつはれっきとした女だ
悪魔の実の能力者だが
能力抜きで戦っても強い
現に今あいつは
小さなナイフ一本で戦闘中だ
まるで花びらが舞う様に
ひらひらと攻撃をかわしては
次から次へと襲い来る敵を
相手にしている
おれは完全にその姿に見惚れてた
その刹那、
シャロンと目が合う
戦闘中だというのに
ふわりと微笑んだその笑顔に
不覚にもときめいた
title:確かに恋だった 様