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□澄んだ声に
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…―――♪〜〜♪♪〜〜〜――…
……―♪♪〜♪〜〜♪〜―………



夜明け前の
光り一つ無い闇の世界

こんな時間帯にまさか
あいつに出会うとは
思いもしなかった

おれはたまたま目が覚めて
偶然、甲板へと出たんだから…

聞こえてきたのは
細く透き通った歌声

歌っている姿なんて今まで一度も
見たことなかったけれど、
それは紛れもなく
あいつの声で

大所帯の海賊船であいつと
二人きりになるのは至難の業

こんな機会は滅多に無いから

近付いて行って声をかけて
少しで良い

ほんの少しで良いから
二人きりになれたら、

そしたら伝えたい事があるんだ


澄んだ声に、恋をした



title:確かに恋だった 様


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