Butler of goddess

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「…ねぇ、理人?」
朝の礼拝をしに、教会へ行く道を皆が歩いている中。
愛は、理人に声を掛けた。

「はい、何でしょう?愛様。」
…ちなみに、理人は人が居るところでは勿論執事言葉である。
「……私の記憶通りなら、確か今日は…。」
そこで愛が言葉を切ったのには、理由があった。
数名が、執事を連れてこちらに向かってきたからである。
「「「「愛!!」」」」
その数名とは―。
聖ルチア女学園 第二学年の面々。
…誰かが足りないのは、この時間帯はいつもの事であるから誰も気にしない。

「おはよう、皆。」
愛が微笑むと、泉達も微笑む。
「「「「おはよう、愛。」」」」

お嬢様達の穏やかな笑顔に、執事達は少し癒されていたそうな。←
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