Butler of goddess

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「こんなカッコですみません!!
あのっ、あたしこんど転校してきた東雲メイっていいます…!!
言いにくい名前だけど、どうぞよろしく!!」
一気にそう言ってお辞儀をした彼女に、誰もが呆気にとられていた。

周りのその反応を見て、少女―メイは泣きそうになっていた。
その顔を見て、愛はスッとメイの前に出た。

「…?」
メイはきょとん、とした顔で自分よりも背の高い愛を見上げる。

「―東雲メイさん。
貴女が、第二学年の転校生ですね?」
そう訊ねると、メイは慌てて
「はいっ、そうですっ!!」
と少し裏返った声で答えた。
その姿に、クスリと微笑って
「―ようこそ。聖ルチア女学園へ。」
と言った。
メイが思わずその姿(顔)に見惚れていると、
メイの後ろから一人の執事が来た。
「失礼致します。」
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