Butler of goddess

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―決闘の結果。

青山は、真人に一撃も浴びせることが出来ずに弄ばれていた。
余りに楽しそうに弄る真人に、審判である泉は苦笑しながら言った。
「そこまで…!!
もう許してやってくれ。」
そんな泉に、真人は頬を掻きながら舌打ちし、木場はこうなることが分かっていたのか、
「だからこのデュエロお止めしたほうがいいって〜…。」
と言っていた。
青山は地に伏せたままだ。
静かに剣を収める真人に、メイは泣きながら抱きついた。
その光景を見て、愛は不二子達と苦笑していた。
ちなみに、理人は呆れたようにため息を吐いていた。
「さすがSランクですなぁ…。」
「ケンカしたくねー。」
大門と根津が冷や汗を掻きながら言っていると、大門が誰かにぶつかった。
「わっ!」
…執事ならまだしも、お嬢様だった。
「も…申し訳ありません。
お怪我は…!?」
「あ…いえ…。」
―実はこのお嬢様、女装した理人達の弟、剣人だったりするのだが、
そんな事を知らない大門は惚れてしまったようだ。
「あっ!!」
ダッ!と逃げ出した剣人を、大門は目をハートにして見ていた。
「か…可憐だ…。」
「…おいっ!」
そんな大門に怒らないはずもなく、みるくはイライラしており、愛は苦笑しながら宥めていた。

2年組と話していたら、どうやら青山が捨てられたようだ。
不二子と愛はため息を吐いた。
「リカもガンコなんだから〜。」
「本当にね…。」
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