Butler of goddess

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愛が落ち着きを取り戻し、暫く談笑したあと。
理人にエスコートされ大広間に戻ると、目を疑う光景があった。

「…一体、何が…?」
メイのパートナーであるはずの、真人が。
詩織と、踊っている。
詩織の傍に、忍はいない。
静かに目で探すと、メイは忍と踊っていた。

一体、何があったのか。
理解できずにいると、突然切り裂くような悲鳴が上がった。
慌ててそちらに目を向けると、詩織が真人の腕の中で崩れ落ちていた。
「っルチア様!」
青ざめて駆け寄ろうとするが、傍らの理人に遮られた。
「お待ち下さい…忍が居ります。
ルチア様は無事ですよ。」
その言葉にハッとして、我を忘れていたことに気付く。
「そう…そうね。ルチア様は無事だわ。
ありがとう、理人。」
「いえ…
お疲れでしょう。そろそろお戻りになられますか?」
心配そうに顔を覗き込む理人に、笑みを返した。
「そうね。そうしましょう。」
そんな愛に安心したように小さく息をついた。
「畏まりました。」
ニコリと微笑み、2人は気付かれぬうちに帰った。
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