Black Joker
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雪と談笑していると、あむが教室を出て行った。
それを横目で見つつ、星歌はまた雪に視線を戻し、何もなかったかのように雪と話していた。
―しゅごキャラのことは、本人で解決すべきでしょー
という考えの元。
暫くして、あむは二人目のしゅごキャラを連れて戻ってきた。
それを確認して、星歌はやっぱり、と心の中で満足げに微笑んだ。
―どこか目聡い雪は、星歌の様子が変わったことに小さく首を傾げていたが。
すると、あむが星歌の視線に気付いたようで、自身のしゅごキャラと何か話している。
その様子を見、しかし星歌はずっと雪と喋っていたのである。