Black Joker

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そして―放課後。

星歌は逃げようとしたあむを捕まえて、ロイヤルガーデンの前まで連れてきた(半ば強引に)。

「いよいよお茶会だね、あむちゃん。」
ランが待ってました、というように言った。
「う…うん。
で…でも、ここ…」
あむは緊張したように固まっている。

「どうかしたの?あむ。」
―実は、星歌は色々あってあむと名前で呼び合う事になったのだ―。

「星歌…。
近くまでくると、ゴーカすぎてキンチョーするんだけど……。」
未だに立ち尽くしているあむに訊ねれば、そう返って来た。
その返答に少し笑いながらも、星歌は言った。
「そんなに緊張しなくていいよ?」
そう言うや否や、星歌はドアを開けた。
「ちょっ!!星歌!!
まだ心の準備が―」
その言葉も、中を見て途切れてしまった。

「やあ、日奈森あむさん。

 ようこそ。
  ロイヤルガーデンへ。」

あむがまた立ち尽くす程の衝撃を与えた事実。

それは―。
中に居る4人、そして星歌が、それぞれしゅごキャラを持っていた事だった―。
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