Black Joker
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「さあ、どうぞ日奈森さん。
みんなキミを待ってたよ。」
憧れの王子に手を差し伸べられながらそういわれても、
あむの頭には、その言葉が入ってこなかった。
何故なら―。
「…あむ?」
星歌にも。
「ん?」
Jチェアのヤツにも。
「あれ?」
Aチェアの子にも。
「あら?」
お茶会の元凶になったQチェアにも。
ましてや―。
「?」
目の前で首を傾げている、自分の憧れの王子様的存在のKチェアまで。
5人全員に、それぞれしゅごキャラがついているのだから。