Black Joker

□6
1ページ/4ページ



「スゥにお任せvV
サクッとふわっと解決ですぅ〜」
そのしゅごキャラからは天然オーラが滲み出ており、本当にこの子で大丈夫なのか?と思わせた。
そのスゥと名乗るしゅごキャラをチラリと見て、星歌はキャラチェンジを解いた。
何が起きるのかは分からずとも、あむが何かしそうというのを悟ったからだ。
―こちらに近付く気配が見知ったものだという事に気付いていたから、
というのも理由に入るだろう。




スゥは大惨事を起こした。
家庭科室が生クリームで一杯になる。
服が汚れる、とか髪や肌がベトベトになる、だとかそういう事を一瞬でも考える辺り、
星歌の冷静さが垣間見える。
そんな時、急にドアが開いた。

大量の生クリームと共に廊下に放り出された4人は、ドアを開けた人物を見る。
…星歌だけは、どうしてなでしこには生クリームが少しも付いていないのだろうとズレた事を考えている。
いつの間にか考え込んでいたようで、気が付けば歌唄が目の前に居た。
「星歌!!
大丈夫だった?怪我は無い?
…イクト!
星歌まで巻き込むなんて聞いてない!!」
そして暴走し始める歌唄だが、ここでやる事ではないだろう。
そう結論付けて、星歌は歌唄を止めに入ったのだった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ