十四支

□2
3ページ/7ページ


そんなこんなで、ご飯を食べて解散した。


―家に帰ると、中は真っ暗だった。
(…もしかして、まだ帰ってきてない?)
そんな事を思いながら、鍵を開けて
中に入った。

数分が経過した時。
ガラ…と戸の開く音がした。
居間でぼーっとしていた音流は、
首だけ動かして後ろを見た。

「おかえり、由希。
…あれ?透?」
由希と、何故か親友の姿。
……後ろで肩を震わせている奴は放っておこう。
「あっ…音流ちゃん…!!」
音流の姿を見て
安心したような表情を浮かべた透に、
音流は首を傾げた。
何故、彼女がここに…?
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ