十四支

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―次の日。



「どこ!?
どこに居るの!?」
「ホラあそこっ!
オレンジ頭の子よぉっ!」
「ええ!?似てないじゃんっ」
「かわいいよー」
「ねぇ君本当に草摩君や音流ちゃんのイトコ!?」
「草摩君達と仲いいの!?」

どこから仕入れてくるのか、まだ朝だというのに夾の事が知れ渡っていた。
女子に周りを囲まれ冷や汗をかく夾を尻目に咲は透の髪を弄り、音流とありさはその隣に居た。
由希にも火の粉がかかってきたらしく、絶対零度の笑みを湛えて応対している。
知っている者からすれば冷や汗ものだろう。

「いい色してんじゃん、あの頭。
今日子さんの髪の色と少し似てるよな。」
「そーいえばそうですねっ」
「言われてみれば…」
「おい、アイツ音流の従弟なんだろ?」
「従弟では無いわ。親戚だから血は繋がってるけどね。
それに、夾と由希はすごく仲が悪いから私ともあまり…ね。」
言葉を濁して苦笑する音流の言い分に納得したらしく、へぇ…と相槌を打った。
「…そう同じ……。
同じなの、同じなのよ。
音流や草摩由希と同じ電波を感じるのよ。
これは何?何の気配?
人とはまた違う電波…。」
初対面でそれを言われてギクリとしたことを覚えている。
さすがに今となっては慣れたもので、軽口を叩く程度に収めているが。
「…咲、それ私に失礼って気づいてる?」
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