Poetry
□tenerume
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何もかもを
失ったあの日
篠突く雨に打たれながら
歩いていたのを
覚えてる
慟哭にも似た雨に
心を濡らした
俺に傘をさしてくれたのは
貴方だった
スクはないで
照らさないで
俺を見ないで
そのまま。素知らぬふりをして
どこかへ消えて
人は怖い
無条件で人に優しくする奴は
隠し事をするやつは
信用しちゃいけない
頭の中で警報が
鳴り響いてる
その手を取ってはいけない
戻れなくなる
引き返すなら今しかない
そう思ったのは俺だけで
本当は…
もう手遅れだったんだ