S.S. Dream

□Shall we...?
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明後日はダンスパティーが開かれるらしい。
確かに伝統的な行事ではあるのだが、どうにも乗り気にはなれない。

それも、そのはずだ。

周りには伏せているが、我輩と恋仲にあるみょうじが他の男と踊るなんてことを考えたら身震いがする。

別に彼女をダンスパーティーの間、我輩の私室に隠しておいてもよいのだが…奴も女だ。
ダンスパーティーなどという浮かれた行事には参加したがるだろう。

はあ、と大きく溜息を吐いたところで、扉がノックされた。

「先生、今大丈夫でしょうか」


…みょうじ?

寮の消灯時間ギリギリの訪問など、許されると思っているのだろうか。

胸に少量の不満を抱えつつ、扉を開けた。
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