S.S. Dream

□Shall we...?
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「おや、Miss.みょうじ、こんな時間に一体どういった、御用件、でしょう、な」

我輩が言い終わる前にみょうじは無理やり中に侵入してきた。
そのせいで言葉が変な風に切れる。

なんと無礼だろうか。
このままグリフィンドールの寮監に差し出してやりたいくらいだ。

扉を閉め、念のため鍵をかける。

みょうじは我輩に背を向けたまま幾度か深呼吸をし、今度はぐりっとこちらに顔を向けた。

「あのっ、あ、明後日の、ダンスパーティー、なんですがっ」

多少の予想はできていたものの、やはりその話題か。

「その、よ、よかったら私と、おどっ、踊ってくれませんかっ?」

何をそんなに照れる必要があるのか。
みょうじは顔を真っ赤にしながら言う。
照れのせいでうまく口がまわっていないぞ。

しかし…我輩にパートナーになれと頼むか。

「教師の我輩と、お前が、か?」

低い声でぼそりと言ってやると、びくっと肩を震わせ、少し涙ぐんで潤む瞳で見上げてきた。

「やっぱり…だ、だめ、ですか…?」

煽られる加虐心を抑えつつ、冷静を保つ。

「では、逆にいいと思うのかね?」

少し追い詰めたような物言いをすれば、ぐうと言葉に詰まってだんまり。
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